マイノート

新しい自分を見つけたい。人生をもっと楽しみたい。自分に素直に生きていきたい。

乳がん発見から手術までの道のり⑨(転院)

乳腺専門医のいる大学病院に紹介状を書いてもらい転院した。

 

「付いて行こうか?」という優しい夫の申し出を丁重に断り、ひとりで病院に行った。

初めての大学病院。すごい人の数。

 

診察室におられた先生は穏やかそうな男性のドクターだった。

 

「よくこのレントゲンで見つけてもらえましたね。見逃されても不思議ではないですよ」と。

 

「全摘しなくても温存で大丈夫だと思います」と言ってもらった。

少しホッとした。私にはまだやらなければならないことがたくさんあるので死ねないことを伝えた。先生は笑っていた。

 

驚いたのが、手術は早くても1ヵ月半先ということだった。全て予約で埋まっているとのこと。

 

「このまま1ヵ月半も放置して、大丈夫なのですか?」と聞いた。

 

「この病気はすでに8~10年前からあなたの体の中にあるものです。明日、手術を受けても結果は何も変わりません。絶対に!」との返事だった。

 

 

先生に手術をお願いした。手術日は10月19日に決まった。

 

手術までの1ヶ月半。本当に長かった。

 

でも、ここの病院に来て良かったと思った。

乳がん発見から手術までの道のり⑧(がん告知)

「次回は家族の方と一緒に・・・」と言われていたので、夫と検査結果を聞きに行った。

 

「やっぱりそうか」と。


涙が出るわけでもなく、実感もなし。
自分の話をしているとは思えず、黙って説明を聞いた。

 

言いにくかったが、病院を変わりたい旨を伝えた。気のせいかもしれないが、先生は気を悪くされたのか、早々に診察室から退出された。

 

 

乳がん発見から手術までの道のり⑦(乳腺専門医を探す)

とにかく調べた。乳がんのこと、病院のこと、ドクターのこと。

「乳腺専門医」というドクターがいることを知った。

検査をしてもらった病院には残念ながら乳腺専門医はいなかった。

 

夫も母もいろいろと調べてくれたようす。

本当に癌だったら「病院を変わろう」という結論に至った。

 

乳がん発見から手術までの道のり⑥(MRIの結果と針生検)

看護師さん「今日はお一人ですか?」

この一言で、結果は良くないんだなぁと分かる。


ドクター:「この結果を見る限り、悪性の腫瘍がある可能性が高い」(しこりの形がいびつであること等)

 

今から時間があるなら、CT、針生検をすると言われたのでお願いすることに。
軽く麻酔をした後、針生検をしてもらう。

 

「パチン、パチン」というすごい音とともに、鈍い痛みが走った。

9月1日に家族と一緒に結果を聞きに来てくださいとのことだった。

 

おそらく癌なんだろうなぁ。でも、そうであって欲しくなかった。

 

大丈夫であることをひたすら願った。

 

乳がん発見から手術までの道のり⑤(MRI検査)

昼食後から絶食。

 

MRIは苦手。脳ドックMRIをしたことがあるけど、あの閉塞感がかなり苦痛だった。

脳ドックよりも今回の方が時間がかかると聞いていたのでかなり不安だったけど、脳ドックよりも短く感じた。うつぶせってのが良かったのかな?

 

結果は26日に出るとのこと。

乳がん発見から手術までの道のり④(エコー検査)

家の近くの総合病院へ行く。

 

ドクター:「これは多分、撮影の時の撮り方が悪かったんだと思いますよ。まぁ、一応見ておきますけどね」

 

エコー検査をしてもらう。

 

先生:「いつから検査してない…?」
私:「妊娠する前が最後になるので、4年はしていないと思います」

先生:「右胸の真上が気になるね。左の脇の方にも小さいものがあるけど、これは心配ないね。来週MIRの検査をしましょう。」

 

すごく嫌な予感がした。

 

 

乳がん発見から手術までの道のり③(紹介状をもらう)

紹介状を取りにいくことをすっかり忘れており、病院から電話があった。

慌てて病院へ。

 

夫と娘は車で待ってもらい、一人で病院の中へ。

受付で紹介状をもらい、お金を払って車に戻った。

 

「紹介状って高いのね(笑)」と夫に話したことを覚えている。