マイノート

新しい自分を見つけたい。人生をもっと楽しみたい。自分に素直に生きていきたい。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

乳がん手術後のこと③(病名)

正式な病名は 「右乳腺腫瘤腺筋上腺症」未だに長くて覚えられない。 ドクターは癌と診断し、リンパまで切ってしまったことを詫びた。 また、全摘を拒んでくれたことがせめてもの救いだったと言われた。 未だに、狐につままれたような不思議な気持ちになる。

乳がん手術後のこと②(病理検査の結果)

手術から3週間後、病院へ行った。 診察室に入るなり、ドクターから 「悪い話と良い話がある」と言われた。 思わず、私は「もう1回手術ですか?」と聞いた。癌を取り切れなかったに違いない。それしか思い浮かばなかった。 ドクターから衝撃のひとこと。 「病…

乳がん手術後のこと①(抜糸・水抜き)

手術後から普段どおりの生活が始まった。 洗濯物を干すのが辛いくらいで、その他の家事は支障なくできた。 あまり動かさないようにと言われていたが、やっぱり動いてしまう。 手術から9日後、脇と胸に溜まった水を抜き、抜糸をした。脇の痛みがかなり楽にな…

乳がん発見から手術までの道のり⑳(翌日退院)

朝が来た。傷の痛み、腫れはあったが、想像以上に動ける。 回診があり、初めて術後の傷を見た。腫れていたせいか、傷は綺麗だった。 少しホッとした。(腫れが引いた時には、残念なことになってしまいました。) ドクターから「状態も良さそうだし、午後から…

乳がん発見から手術までの道のり⑲(手術当日)

13:30から手術。所要時間は3時間半の予定。 娘を保育園に送った後、夫と両親が病院に来てくれた。病院の近くに住んでいる友達も顔を出してくれた。 手術室の入り口で家族と別れた。 さすが大学病院。ドラマで見るような風景。すごい人の数。 もうなるよ…

乳がん発見から手術までの道のり⑱(入院・前日検査・印付け)

金曜日に入院手続きをし、翌日が土曜日だということでそのまま外泊。土日は家で過ごし、日曜日の夕方、夫と娘に病院まで送ってもらった。 当時2歳の娘は、すべてを察しているかのように大泣きだった。 麻酔の説明、手術箇所の印し付け等をした。 日曜日の病…

乳がん発見から手術までの道のり⑰(病休に入る)

入院の前日まで仕事をした。 1ヶ月半。長かった。でも、仕事をしていて助かった部分も多い。 癌のことは、職場のみんなには伝えていない。直属の管理職にだけ伝えた。 3ヶ月の病休に入った。

乳がん発見から手術までの道のり⑯(卵子凍結)

手術前の説明で「卵子凍結」についての話があった。 術後の治療をする前に、元気な卵子を残しておくという方法があるということ。子どもを望むのであれば・・・ということだった。 術後は最低2年、治療をしなくてはいけない。 2年後、43歳。 夫には申し訳ないと…

乳がん発見から手術までの道のり⑮(入院手続き・手術の説明)

10月16日。手術3日前、夫と母と一緒に病院へ。 入院の手続きをした後、手術の説明を受けた。 手術をして下さるのは、あの女性ドクターとのこと。もう、身を任せるしかない。 説明してくれる様子はあの時のような軽い感じではなく、丁寧だった。 夫も母…

乳がん発見から手術⑭(手術1週間前、CT検査)

午後から絶食。 乳房センチネル+胸部+腹部、造影 胸に注射を刺され、もみもみ。リンパへの流れを見るためにやるとのこと。 検査後に現れた女性のドクターから 「温存するの?再発の可能性や術後の治療(放射線等)を考えたら、全摘もありだと思うけど」と言…

乳がん発見から手術までの道のり⑬(謎のドリンク)

私は仕事で家にいなかった。 友達から「これを渡して欲しい」と大きな紙袋を預かったのこと。後で夫から連絡があった。 袋の中にはワインボトルサイズのビンが1本入っていた。手紙も添えられており、このドリンクを手術まで飲み続けて欲しいとのこと。飲めば…

乳がん発見から手術までの道のり⑫(友達②)

幼稚園時代から仲の良い看護師の友達がいる。 お互い子育てと仕事に忙しく、年に数回しかあえない友達。黙っていれば分からないと思ったが、伝えることにした。 看護師という仕事上、こういう話には慣れているのだろう。乳がんの恐ろしさを淡々と話し続け、…

乳がん発見から手術までの道のり⑪(友達①)

何ヶ月も前から、会う約束をしていた友達がいた。 小学校からのお付き合い。もう30年来の親友。 約束の日には会えなくなってしまった。 電話をかけた。 「病気になってしまった。会えなくなった。ごめんね。」と伝えた。 乳がんだと分かった後に泣いたのはこ…